デジタル表示のコンパクトなアナログラジオ
サイズ:高さ75mm×幅122mm×奥行き29mm
AM/FM/短波受信、単3電池2本。
【電池持続時間】
スピーカー:AM90時間、FM80時間、短波90時間
イヤホン:AM200時間、FM150時間、短波250時間。
サイズは非常にコンパクトで、同価格帯のアナログラジオ、パナソニックのRF-P150AやソニーICF-9とほぼ同じ大きさ。
アナログラジオなのに、周波数をデジタル表示させるという面白いラジオです。
多機能でチューニングも楽々
ER-21T-Nの特徴は、なんといっても周波数がデジタル表示されることです。低価格アナログラジオに有りがちな、針がどの周波数を指しているか分からないなんてことはありません。そのお陰で、周波数を合わせるのが非常に楽です。
チューニングダイアルも糸掛け方式のため、細かい調整がやりやすくなっています。
また、時計表示、アラーム、スヌーズ、おやすみタイマー、バックライト、ホールドスイッチがついており、非常に多機能。
アラームは、設定した時間にラジオが鳴る機能で、お目覚めタイマー的なもの。お休みタイマーはその逆。携帯時のご操作防止のホールドスイッチも、ありがたい機能です。
パナソニックのRF-P150AやソニーICF-9ではなく、ELPA ER-21T-Nを買ったのは、多機能とデジタル表示という他のラジオにはない機能が気に入ったからです。
受信感度は普通
ER-21T-Nの受信感度は普通だと思います。
比較できるラジオは、AudioCommのRAD-V355Nという手回し充電ラジオと、パナソニックの通勤薄型ラジオRF-HT7しかないので、ハッキリとした感度比較はできませんが、この2機種よりは確実に上です。
地元のラジオ局はどれも問題なく受信できます。しかし遠方の局、例えば東海ラジオ(1332MHz、AM)を木造二階建ての自宅(相模原)から夜間に受信させようとした場合、RAD-V355Nと通勤薄型ラジオRF-HT7は、なんとか聞き取れる程度の受信状態ですが、ER-21T-Nは確実に聞けます。さすがに昼間はどのラジオも受信できませんが。
FMの受信感度もAMと同等ですが、決まった時の音質はAMよりクリア。短波は、アンテナの向きにシビアで、AMやFMより感度が落ちる印象でした。
その他
40mmのスピーカーが搭載されていますが、受信状態が悪いとキンキンした音が耳につきます。選局がピタッと決まったときは問題ないようなので、信号を増幅する際に、ノイズも一緒に増幅されているのかもしれません。
電池の持続時間は、液晶表示をしている分だけ針で選局するアナログラジオより短いです。
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